貧乏くじ女の手記

仕事を辞めて実家に逃げ帰り、貯金を崩しながら細々と無職ヒキ生活中

アラサー女が観る「過保護のカホコ」第4話 感想

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探しに出たカホコ父の助けでなんとか家に入れたカホコ。母とは冷戦状態
 
喧嘩はしてても服は選んでもらうし、車も出してもらう。
でも選んでもらった服は着ないで、選ばなかった方の服を着ました。
父に頼んで買ってもらった自分が1番素敵に見えるグリーンの服。
4話にして、カホコは初めて自分で服を選ぶ!しかも序盤と中盤の2回!

3話はこちら↓

 

 

カホコVSカホコ母

序盤の冷戦モードにはやくもウンザリしてしまいました。カホコはしゃーないとして、カホコ母子供っぽすぎて…。まるで子供の喧嘩。
 
告白して振られるって選択肢が、最初のカホコになかったのも、これまでの環境を踏まえるとなるほどってなる。ずっと可愛がられてきたから、人を嫌う・嫌われるっていう発想がカホコにはたぶんない
 
冷戦状態なのに、夕飯はカホコの好きなオムライスにしたのはカホコ母も仲直りしたいってメッセージだったのかなー。カホコが振られたと知って鼻歌フンフンしてたのはウワッてなったけど。カホコ母ってイトちゃんの手首の診断を聞いた時も1人嬉しそうにしてたし、人の不幸が好きなんだろうな…。
 
母の作った夕飯に手をつけなかったカホコはカホコ父にコンビニに買い物を頼む。自分で行けって話だけど、これはまだわかる。夜だし、泣いてるから目も腫れてるだろうし。

私が気になったのは、同じオムライスを頼んだのと、部屋でカホコがオムライスを頬張ってる時にすんごいナチュラルにオレンジジュースにストローさしてあげるカホコ父の姿。

こういうのはいつもカホコ母がやってる事でしたが、まさかカホコ父まで自然にやるとは。さらには食べた後のゴミの処理もカホコ父がやってました。カホコ、ゴミの分別とかやったことないだろうし…(カホコ父も出来てなかったけど)。まだまだ過保護の域を出ませんね。でも、こういうのがなくなる時が楽しみでもある。

「ほんとに、カホコに甘いっていうか過保護なんだから。パパは」
あくまで自分は過保護ではないとするカホコ母。おまえが言うなー!
 

イト、襲来

エヴァ風に言ってみました。
イトちゃんは両親に感謝してると思ってたんですが、違ったのが残念だった。好きな事をさせてもらっておいて親を扱き下ろすのはだめだよ。
イトちゃんには才能があったとは言え、レッスンに通わせてくれたのは両親なわけで。10代でタラレバ言うなんて生意気だぞ!と久しぶりにババア節が出ちゃいました。高校生でチェロに打ち込んでたって事は、バイトの経験もないだろうし。

3姉妹の中で、2人は専業主婦だけど、イト母だけはパートに出て働いてる。イト母だけ身なりが整ってないのもずっと気になってたよ。イトちゃん、そういうの気づいてな!そして吹っ切れてほしい
私はチェロの値段もレッスン費用も知らないけど(あえて調べない)、お金を稼ぐ大変さはわかるよ。だからあの状態のイトを初が怒ってくれたのは良かった

「今のおまえは描きたくない」
初に言われてイトちゃんがムッとしてたけど、チェロが引けない自分に価値がないからだと勘違いしてないといいけど。
イトちゃんはプライドが高いんだよね。絵のモデルになってあげてもいいって言い方とかね。そこは、私を描いてほしいな。でしょ!
 

カホコ、初めてのお酒

失恋を忘れるには自分を肯定してくれる人と会うというネット情報を信じて、カホコはカホコ母の実家へ。カホコ母はお留守番。ゾウのおばあちゃんがキッチンで1人でぼーっとしてるシーンがあって、ちょっと心配。珍しくオシドリ夫婦が喧嘩をしていたり、イト母がパートを辞めてしまったりといつもの集まりとは違い不穏な雰囲気
 
失恋の痛手を忘れるため、ビールに挑戦するカホコ
その頃、自宅ではカホコの母がカホコの部屋に入って何やら捜し物。や、やさがし…こっわ!ゾウのおばあちゃん、カホコとカホコ母が喧嘩していることをすぐに見抜く。原因まで。さすがです!
 
酔払ったカホコはべろんべろんで初のいるアトリエへ駆け込み、初の抽象画を破壊。次に目に入ったチェロをひくイトの絵を見て「やっぱあんた天才だよ!」と褒めたたえる。良いものは良い、駄目なものは駄目と正直に言えるのはカホコのいいところ。イトちゃんは全部「いいと思う」だったからね…。
 

出戻りの鮭、詐欺にあう

カホコ父の妹の教子はパソコン教室開業の準備中だったが、共同出資者がお金を持って逃亡。残ったのは300万の借金。
「あんたがもうちょっと強くいってくれれば」と父母に責められるカホコ父が可哀想だった。カホコ父のせいじゃないだろー!
 

カホコ父と初

初を尋ねるカホコ父。友達としてでもいいからこれからも会ってあげてほしいと頭を下げる。カホコを呼び出す初。カホコに見せたのはカホコ父の絵。自分の寝顔、チェロをひくイトの絵と同じようにカホコは初の絵を褒めたたえる。
 
あ~~これはいい!
娘ために頭を下げる父→その父の絵を描いた初→それをカホコに見せる!
カホコは気づいてないかもしれないけど、初のところにカホコ父が出向いてくれたってことを表してるんだよね。もう会えないと思っていた初に「また明日」と言われ、素敵な言葉だと感動するカホコ。
 

カホコ父、キレる!

カホコ父が帰宅すると、母子すっかり仲直り。肩を並べて以前のようにカホコのビデオを見ている。カホコは父の苦労はいざ知らず、今度はピカソの画集をおねだり。お土産のドラ焼きを食べるカホコとカホコ母。カホコ父の疎外感たるや。
「あ、そうだパパ。明日は夕飯いるの?」
カホコ母から毎晩一字一句違わず聞かれるこの言葉がトリガーに。

可愛い娘にも不満をぶちまける。カホコが自分に話しかけるのは何かしてほしい時だけ。こっちから話しかけてもすぐママのところへ行く。
父親じゃなくて単なるスポンサーか?」
もう嫌だ!疲れた!とカホコ父は出ていってしまう。


カホコ父可哀想すぎる…。
怒り慣れてない感じがすごくよかった。あんまり怒ったことないんだろうな…。2時間並んで買ったドラ焼きもパパの想定シチュエーションでは3人で食べる感じだったけど、さっさと2人で食べちゃうし。まあこの2人はいつもそうだけど…。
 
カホコもカホコ母も与えられるばかりなんですよね。カホコ母は家のことはばっちりやれてるけど、カホコ父に対してすごく冷たいし。専業主婦させてもらってるのに感謝とかないのかなあと。

両親のお互いの扱いって子供に影響するんですよ。カホコ母がカホコ父をぞんざいに扱うから、カホコもそうなっちゃう。小さな頃から、パパは私達のために一生懸命働いてくれてるのよって教えるのって、専業主婦ならなおさら大切だと思う。
そうすれば、おかえりとお疲れさまも自然と言える子に育つと思う。この2人はカホコ父が帰ってきてもテレビ観たままだもの。悲しい。


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