貧乏くじ女の手記

仕事を辞めて実家に逃げ帰り、貯金を崩しながら細々と無職ヒキ生活中

アラサー女が観る「過保護のカホコ」第2話 感想

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1話で「人を幸せにするために働きたい」と決意表明したものの、相変わらず朝は1人で起きられないし服も選べないままのカホコ。
今までが今までだったのでこんなもんですよね。これからこれから。

「何かある気がするだんよね。カホコにしか出来ないこと」
根拠もなくこういうことを言えてしまうのも温室育ちならでは?

1話の感想はこちら↓

第2話は以下2つのお話になっています。後半のイトの話がメインです。
 
 

 

カホコのお仕事見学とムンクの叫び

カホコは社会を知るために、カホコ母と一緒に様々な仕事を見学。
最初は父親の職場である保険会社へ行くも、あまり興味のなさそうなカホコ。隣で聞いていたカホコ母はもっと興味なさそうだった。叔父2人の職場である交番と病院にも足を運んだものの、やんわりと、カホコには向いてないと言われてしまう。
 
カホコは大学のアトリエを訪ね、初に家まで送ってくれたことのお礼を言う。
ピカソムンクの区別もつかないカホコ。ムンクは叫んでいるのではなく、耳を塞いでいるのだと教わる。カホコは『13歳のハローワーク』という本を紹介され読みふける。フラワーアレンジメントにびびっとくるものの、アレルギーがあるので断念。

カホコの従姉妹、イト

チェロを愛するイト。
コンクールを控えており猛練習中。右手首を痛めているが無理して続けていた。そこに訪れたカホコはイトの手首の不調を知るが、口止めされてしまう。
 
コンクール当日。カホコの父方の祖父母を除いた親戚が応援に集まった。偶然にもここで会場整理のバイトをしていた初は、イトの知的な雰囲気にときめく。
イトが手首を痛めていることを知っているカホコはずっとそわそわ。不安は的中し、演奏中に手首の痛みで弓を落としてしまうイト。
思い通りに手が動かせなくなる神経障害で、チェロを続けるのは難しいと診断される。
 
イトに何かしてあげたいとカホコは大学の学食で初に相談。
カホコはイトに千羽鶴を贈ることにする。初に折り鶴1羽100円のバイト代を払い、2人で千羽鶴を作成。
 
千羽鶴を持ってイトのお見舞に訪れたカホコ。
事前に初に言われた通り、花束と鶴を置いて刺激しないようすぐに立ち去ろうとするも、イトに引き止められてしまう。

挫折を知らないカホコは思い浮かんだたくさんの言葉をそのままイトにかけるものの、それがイトを怒らせてしまう。
イトは今まで溜まっていたものをすべてカホコにぶつける。何かとすぐ集まる親戚たちが嫌で、その中でもカホコが1番嫌いだったとイトは言う。
小さな頃は姉妹同然に仲の良かったイト。彼女の言葉にカホコは大きなショックを受け、耳を両手で抑え、座り込んでしまう。それはさながらムンクの叫び

夜。なんとか家に帰りつくも、イトに言われた事がフラッシュバックし、苦しむカホコ。 ピザ屋のバイト中に立ち寄った初に呼ばれ、カホコはこっそり家を抜け出し、近所の神社で落ち合う。
カホコの様子を見てイトを怒らせたことを初はすぐに見抜く。イトと同じように夢のある初はイトの気持ちがわかるが、カホコにはイトの気持ちがわからない。
初はどんな人にも裏表や二面性があると教える。カホコはイトに対して幼稚で愚かな行為をしたけど、それは優しさからで悪いことはしていない。泣いていいと言われ、カホコは初に抱きついて泣いた。
 
「これからママに言えないことがあったら、とりあえず俺が聞いてやるから」
「麦野くんて、案外優しいんだね。こういうのも裏表や二面性なの?」
 
裏表や二面性がすべて悪いことでないことをカホコは知る。
 
泣き疲れて眠ってしまい、初におぶって送ってもらうカホコ。
暗い病室で投げ捨ててそのままの千羽鶴と座り込んで1人で泣くイト。
 
カホコがいないことに気づき、探しに出た両親と鉢合わせしてしまう初。

2話の感想

ラストはカホコと初が良からぬ関係だと両親に誤解されてもおかしくない状況でしたね。

前半のカホコのお仕事見学、保険会社で興味なさそうだったのは人を幸せにすることに直結しないからかな?可愛い娘にお願いされたから連れてきたのに、あれではカホコ父も可哀想。テリトリー外だったカホコ母の態度も気になりました。以前、カホコのコネ入社もお願いしていた(1話)し、挨拶はきちんとするべき。
 
カホコの未来の仕事。フラワーアレンジメント、アリかも!と思ったんですが、アレルギー持ちだったか…。予想としてはウェディングプランナーとか絵本作家あたりでしょうか。あ!カホコと初で夫婦漫才はどうですか!?冗談です。でもなんだかんだでお嫁さんな気もする。そうなると相手は初だろうし、初はなんだかんだで就職しそうだなと思ってたり。コメディだし、夢を追っかけてもいいのですが。
 
イトのお見舞。
カホコはイトがどれだけチェロを愛しているか本人から聞いていたから、尚更いても立ってもいられなかったんだと思います。
初も言っていたような気がしますが、あえて何もしないが正解になることもあるんですけどね。ああいう場合、しばらくはそっとしておくのがお互いにとって1番だと思うのですが…。
あと千羽鶴を折る時、一般的には羽を広げないんですが、カホコは広げてたのが気になりました。初は広げてなかったので、そのへんも対比なのかな?
 
1話の時も思ったけど、ピザ屋のバイトってこんなにルーズでいいのかな…?ピザを配達した後、お店に戻らずダラダラとしてていいんでしょうか。あくまでも初を「常識人」として扱うならこういうのは気をつけてほしいなと思った。
 
終盤。泣き疲れて寝てしまって初に送ってもらうカホコと、病室で1人泣くイトの対比が物悲しかった。実際、愛されるのはカホコみたいなタイプなんですよね~。うん!わかる!わかるよ!イトちゃんにもいい人見つかるといいな。


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