貧乏くじ女の手記

仕事を辞めて実家に逃げ帰り、貯金を崩しながら細々と無職ヒキ生活中

アラサー女が観る「過保護のカホコ」第10話(最終回) 感想

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最終回!めちゃくちゃ詰め込まれてて、見ていて忙しかった!
私はコテコテの恋愛ドラマと、不倫・犯罪系のドラマが苦手なので、こういう平和でほっこりするドラマをもっとやってほしいな。
実際、カホコ母はけっこう観ていて疲れたけどね!
 

9話はこちら↓

 

じぃじ失踪!?

ばぁばがいなくなった寂しさからじぃじが失踪!
最終回だよ!今日で終わりなんだよ!じぃじ、しっかりして!
カホコ母はばぁばの看病疲れで体調を崩し、一時的に声がでなくなってしまいます。
 
結局、じぃじは庭の植え込みの陰にいました。ばぁばとの思い出の場所らしい。
「なんでこんな時にも腹は減るんだろう」
じぃじ、初に告白して振られた時のカホコと全く同じことを言ってました。
 
初がカホコ父のこと「お父さん」と呼んだら、「その呼び方、まだやめてもらえる?」ってやんわり拒否られていました。でもいざカホコと初が結婚したら、カホコ好き同士、仲良くなりそうだな~。
 
じぃじ捜索で、前回離婚届を出してしまったオシドリ夫婦のタマキとマモルも仲直り。
マモルが、タマキとだけじゃなく、この家族みんなともずっと一緒にいたいと泣いていたのが印象的。マモルもこの家族みんなが好きなんだね。
 

イトちゃんを張り込む!

懲りずにチェロを売ろうとしていたイトちゃん。通帳はどうなったんだろう。チェロを売りそうなところを手分けして張り込みしていたカホコと初はイトちゃんを見つけ出します。どうしても売るつもりなら、カホコが買い取る!イトちゃんが必要になったらあげる!とチェロにしがみつくカホコ。
 
お節介だと食ってかかるイトちゃんに、カホコも負けじと応戦。
「むかついたら、どんどん喧嘩すればいいじゃん!」
お互い一人っ子なんだから、これからもっとちゃんと話そう!みんなみたいに!2話でイトちゃんの激しい言葉に、耳を塞いでしまったカホコとは違いました。
初も「自分が大好きな物からは離れちゃ駄目なんだよ」 と芸術を志す者としてイトちゃんを説得します。
 
2人の説得を受け、イトちゃんはチェロを売らないと約束してくれました。
 

擁護施設 兼 託児所 兼 学習塾

カホコ父の妹の教子を中心に、着々と準備を進めているカホコ父の実家の面々。帰る場所がある大切さは出戻りの鮭である教子が1番よく知っていました。子どもたちにもそんな居場所を提供するんだと張り切っています。
 
カホコのお願いを2つします。
1つめは、カホコの貯金300万を借金返済にあててほしい。
2つめは、みんなと一緒にここで働かせてほしい。
 
「やることがいっぱいあるって、いいね」
教子とその両親も生き生きしていました。カホコと初のことも祝福してくれました。
この家の未来は明るい!もう大丈夫そうです。でも、カホコにいつかお金返してあげてね。
 

改めまして、ご挨拶

カホコと初は改めて、両親にこれからの事を話しに行きました。
カホコは保育士の免許(資格)をとりたい。自分がそうしてもらったように、子どもたちを守っていきたいと話すカホコ。それが人を幸せにする仕事をしたいと話したカホコの答えでした。
 
婚姻届のみで、結婚式はやるつもりはなかったけど、みんなが手を焼いてくれたようです。初のいた施設に教会があるからそこを使わせてくれるようにマモルが掛け合い、タマキがドレス、ケーキはセツが用意すると段取りがされていました。
そして、結婚後はじぃじの家で暮らす。ばぁばがずっと守ってきたあの家を守っていきたい。とカホコは言います。
 
カホコの両親に頭を下げる2人。
カホコ父は「ママが言うなら賛成」自分でも言っていたけど、たしかにずるい!
カホコ母は一晩寝てすっきりしたと言って、マスクを外して話し始めます。
自分以上にカホコを幸せにする覚悟はあるのか?と初に問います。
カホコは長く辛い不妊治療の末に産まれたので、カホコ母はとてもカホコが大事でした。
 
カホコと初はそれぞれちゃんと話しました。
カホコ母は「じゃ、勝手にすれば」って言って席を離れ、部屋に篭ってしまいました。
 

じぃじ、最終話でもやらかす!

施設の園長にご挨拶する初とカホコ。園長先生も祝福し、披露宴として使ってほしいと施設のスペースを貸してくれました。
そこへじぃじと、ドレスをレンタルしてきたタマキとマモルもやってきます。婚姻届を改めて出してきたようです、オシドリ夫婦完全復活!離婚しても、同じ相手ならすぐに手続きできるんですよね。
ケーキを持って、セツとアツシ(イトちゃんの両親)もやってきます。セツは徹夜でケーキを作ったそうです。イトちゃんは最近は友達付き合いはやめ、部屋にこもって音楽を聞いている、とアツシは言いました。少し遅れて、カホコ父も来てくれましたが、カホコ母の姿はありませんでした…。
 
じぃじお得意の「写真を撮ろう!」が始まりました。
カメラマンじぃじが、テーブルにお尻をぶつけてケーキが落下。挙句の果てにドレスも駄目にしてしまったじぃじ。大惨事。
 

カホコ母、壁を越える

カホコ父はカホコ母を電話でもう一度説得します。
カホコが結婚を今日に拘ったのは、両親である自分たちの結婚記念日だったから。
自分たちは今までカホコを守るための壁だったけど、あの子が乗り越えられない壁になっている。そろそろ門を開けてあるべきだと。未来は買ってあげられない。
これまでカホコ父が言えなかった自分の意見。ようやく言うことができました。
 
壁を越えるのはカホコだけじゃなくカホコ母もでした。
自分のテリトリー外では車の運転すらできなかったカホコ母もついに一歩踏み出します。
 
めちゃめちゃになってしまった会場でうなだれるカホコたちのもとへカホコ母が駆けつけます。
「みんな、何やってるの!」
テリトリー外では小さな声しか出せなかったカホコ母。ちょっと裏返りながらも声を振り絞りました。
 
「あなたたちの愛と覚悟はそんなものだったの!?
ちょっとうまくいなかったら自分たちの結婚式も取りやめにしちゃうわけ!?」
 
そう言って、テキパキと場を仕切り始めるカホコ母。
車のトランクからケーキの材料、部屋の飾りなど色々出てきます。
その中には、なんと初とカホコのためのスーツとドレスもありました。
初のスーツはカホコ父が、カホコのドレスはタマキが着るのを手伝いました。
ドレスはカホコ母が結婚式に着たものでした。
 
カホコ母のテリトリー外に住んでいるカホコ父の実家の面々はカホコ母の本来の姿を初めて見て驚いてました。これまで、カホコ母はカホコを通してカホコ父の実家の人たちと会話をしていましたが、これからはちゃんと付き合えそう。
 

結婚式

じぃじ、ばぁばの写真を持ってきていました。
イトちゃんもチェロで演奏。なんと、イトちゃんまでもカホコ母が連れてきてくれた!
手を痛めているので、ちょっとたどたどしい演奏。髪型もストレートに戻ってるし、以前のイトちゃんです!みんなー!清楚で利発なイトちゃんが帰ってきたぞーー!
 
カホコ父、初に「カホコを不幸にしたらぶっ殺す」と耳打ち。
 
イトちゃんにお礼を言うカホコと初。
「もう絶対音楽から離れないから」と、カホコがバッティングセンターで必死でとった景品のカエルのぬいぐるみを見せてイトちゃんは笑いました。
 
カホコの指にはめるはずが、初は緊張で手が震えてばぁばの形見の指輪を落としてしまいます。咄嗟に駆け出すカホコ母。指輪は『おむすびころりん』のように、ころころと外まで転がり、坂道を下っていきます。そしてその先には池が…!
池ポチャすんでの所でカホコ母、ナイスキャッチ!「あっぶねえ…」と低音で言うカホコ母に笑わせてもらいました。カホコとカホコ母がたまに口悪くなるの好き。笑
 
息を切らして、カホコに指輪を渡すカホコ母。
「カホコ、今までパパやママをいっぱい幸せにしてくれてありがとう」
カホコは、みんなの心のドアを開ける鍵を持ってる。とカホコのこれからの人生を祝福してくれました。
 

そのあと

カホコがじぃいの家に移ってしまい、2人きりでカホコの小さい頃のビデオを観ているカホコの両親。カホコがいなかったら一緒にやることもないから、離婚しよっか。というカホコ母の爆弾発言。このあとどうなったかはご想像におまかせらしい。笑
カホコ父がカホコ母をぎゅっと抱きしめていたので大丈夫かなと。
 
そして1年後。
じぃじの家で庭の手入れをしているカホコ。初は似顔絵を売りつつ、コンビニバイトをしているようです。「夕飯いる?」というカホコ母の口癖が受け継がれていました。
 
教子の養護施設兼(略)は『カホゴハウス』として始動していました。たくさんの子供たちがいて、とても賑やか。もちろん、カホコもそこで働いています。
 

感想

ちょいちょい感想挟みながら書きましたが、ここで改めて感想を。
 
カホコが結婚を急いでいたのは、両親の結婚記念日と同じ日にしたかったから。
将来、4人一緒に結婚記念日をお祝いできたら素敵ですね~。私は自分の両親の結婚記念日を知らないんですけど(お祝いしてるのも見たことない)、子どもが大きくなっても結婚記念日お祝い出来る家庭って素敵ですね。ちょっと羨ましい…。
 
初のことを「その人」なんて言いつつも、ちゃんと初のスーツ(カホコ父のだけど)も持ってきてくれたカホコ母。ほんとに不器用な人ですね…。一周回って可愛いと思えてくる最終回クオリティ。指輪がばぁばの形見だったってのもあるけど、、落っこちた時に本気で追いかけてくれたカホコ母の姿にも涙が~~。カホコたちのことでいっぱいいっぱいで、自分の身なりまで整えられなかったのも、カホコ母らしいです。
 
まあ、言ってしまえば、カホコは過保護から脱しきれてはいないんですよね。最後もカホコ母を始めとした周りに色々手を焼いてもらってるし。でも、まとまってるようでまとまってなかった家族を本当の意味でひとつにまとめたのはカホコの功績だし、まあいいかなーと。これドラマですし、割り切って観ればすっばらしいドラマだったと思います。
 
初も結婚後1年経ってもコンビニバイト。「なんとかなる」って言葉を否定していた2人だったのに、ブーメラン刺さってました。じぃじも貯蓄とかばぁばに任せっきりでそんなにしてなさそうだし、年金くらいかな。

経済的にはすごく心配だけど、初くんは貧乏生活慣れてるし慎ましく生きていけそう。カホコも節約の仕方とか覚えて、いいお嫁さん、ゆくゆくはお母さんになるんじゃないかな?
 
カホコが結婚後に選んだ住まいはじぃじの家。じぃじのことも見てあげられるし、何より、あそこは家族の集会所。ばぁばがしてきたように、これからはカホコがあの家を盛り上げていくんだな~と。さっそくイトちゃんの誕生会の予定が入ってましたね。
 
それにしても、カホコ母役の黒木瞳さんはほんと演技がうまいなあ…。全体的にも、ひどい役者さんはいなかったので、お話に集中して観れました。
 
なんとなく5話から観た私ですが、おもいっきりはまってしまい、Huluで1話から追っかけて最終回まで楽しませてもらいました。できれば最終話は拡大でもう少しじっくりやってほしかったけど、大満足!
 


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