貧乏くじ女の手記

仕事を辞めて実家に逃げ帰り、貯金を崩しながら細々と無職ヒキ生活中

アラサー女が観る「過保護のカホコ」第5話 感想

f:id:bknina:20170812221137j:plain

過保護のカホコ」を初めて観たのは5話でした。
その時の記事はこちら↓

1話から通して観ると感想もまた違ってきましたので、新たに書きました。
今夜、6話がやるので楽しみ。水曜22時、日テレです。

 

カホコ父が出ていってしまった次の朝。
あれ?カホコまた朝起こしてもらってるし、服も選んでもらってる…!?
退化してるーー!
 
カホコ父が出ていってしまった事に対し、まったく悪びれる様子のないカホコ母。グラスの件に関しては、使ってほしくないなら奥にしまうか、処分すればいいのに。手前に置いておいて、洗うの大変だから使っちゃだめはどうかと思うなあ。手前にあるから候補になっちゃうわけだし。
 
それにその都度、夫婦で問題提起しておかなかったのも悪い!カホコとカホコ母からしたら、いきなりキレたようにしか見えなかったと思うし。カホコ父は事なかれ主義だからカホコ母に面と向かって意見したことなかっただろうし。意見したところでピーピー言われちゃうのも容易に想像つくけど…。つくづく、なんで結婚したんだ…?と思ってしまうよ。この夫婦。カホコ母は自分の思い通りでいいだろうけど、カホコ父は全然癒やされないよね。
 
初からのメールにめちゃくちゃ笑顔で返信するカホコに和んだ。頼まれた絵のモデルも緊張でぎこちなくてすごく良かったな。カホコ父が家を出てしまったことも初にとっては心温まるエピソード。初の父親は初が物心つく前に亡くなり、母親はどこでなにをしているかもわからない。初の闇は深い…。
 
電子マネーのチャージが切れてて、お財布の中も70円しかない事にお会計の時になって気づくカホコ。電子マネーを含めた自分のお財布の中身も把握できてないのも過保護なせいかな?2話で初に折り鶴のヘルプお願いした時にすぐにお金を下ろしてきてたから、自分の自由にできる通帳と口座はあるみたいなんですけどね。
 
大学のアトリエに初以外の利用者がいるのって、5話が初めてかな?今まで貸し切り状態だったもんなー。初に言われて、部屋でノーパソ開いてバイト探しをするカホコ。カホコ、テーブルあるのにいつもベッドの上にいる。それはいいんだけど、ベッドの上にジュース直置きしてて、こぼす!これ絶対こぼす!って思ってたらやっぱりこぼしてた…。お片付けもカホコの服のボタンを直して、それをちょうど持ってきたカホコ母。
カホコが自分でやると名乗りでたものの、カホコ母は取り合わず、ささっとやってしまいます。うん…カホコがやるより自分がやったほうが確実ではやいもんね…
 
成人した娘のバイト探しについてくる母!THE・過保護って感じですね。でもテリトリー外だから、カホコ母はささやき女将状態。カホコの通訳を通しながら仕事を探します。けっきょく、カホコ母のすすめで、カホコは近所の学童保育所で働くことに。はりきって働くカホコをこっそり見に来てるカホコ母。やっぱり昼は暇なのね…。娘に倣ってカホコ母も一度は働けばいいのになあ。
「やっぱりカホコには向いてないんじゃないかなあ。子供相手の仕事」
学童保育すすめたのは自分なのに、この言い草である。
 
イトちゃんの自暴自棄っぷりが凄まじい。出会い系でホテルへ入ろうとしたところを補導。親に対して、退屈な人間って…言っていいこと悪いことあるなあ。その退屈な人間にしたのはイトちゃんかもよ?イトちゃんからしたら、なんでカホコまで来てるんだってところも更にイラついたんだろうなあ。
 
カホコの母方のおばあちゃん(ゾウ)はほんと物腰柔らかでいいなあ。素敵なおばあちゃん。カホコ母みたいなのが出来上がってしまったのは不思議だけど…。最後は覚悟を決めるしかないって言葉、勘当されてるから重みがある。
 
カホコがカホコ父に戻ってきてほしいと頭を下げるシーン。4話で初に娘を頼むと頭を下げたカホコ父のシーンと重なっていいねー。ドアを開けた時にカホコの顔見てすごく笑顔になるカホコ父をみて、私まで笑顔になってしまった。父娘で一緒に帰る流れかと思いきや違ったのは可哀想だったけど!
 
初が大事にしてる使い古した赤い絵の具は母が買ってくれたもの。7歳の時、朝起きたらテーブルにおにぎりと「ごめんね」と書かれた書き置きを残して母は突然いなくなり、その後は高校卒業まで施設にいて、バイトをして奨学金で大学へ。施設育ちで自力に大学へ行くってすごいことだよなあ。
「俺みたいに性格の悪いガキは誰も養子にとってくれないからさ」
この台詞の時、ちょっと声が上擦ってて良い演技だと思いました!
 
はじめて観た5話のカホコはそれはもうイライラしましたが、1話から順を追って観ていくと少しずつ成長していたのが分かる!
カホコ母を鬱陶しく感じているような描写もちょいちょい入るようになりましたし、話し方や考え方も変わりましたね。服装もずっとワンピースだったのが、5話ではチュニックにパンツスタイルの時もあったり。あとカホコが何か思いついたりした時の「あ!」って声。前はもっと大きな声で、初もびっくりするくらいだったのに、ボリュームダウンした。
 
初が投げ捨てた絵の具を探すために川へ入るカホコのシーン。ありがちといえばありがちなんだけど、はじめてこのドラマを観た時もグッときたので楽しみにしてました。1話から観てると更にいいシーンですね。何かしてあげたいのに何も出来ない自分が嫌って思えるようにまで成長したカホコ。良かった…良かった…。
 
カホコ父も帰ってきて、初がカホコの両親の前でカホコに告白。
カホコは母に身の回りの事は自分でやると宣言。大人になるために成長したいという意思表示。普通の親だったら喜ぶであろう言葉なのに、カホコ母が家を出るっていうトンデモ展開でした!一難去ってまた一難!6話はよ!


U-NEXT でも見れます。※31日間無料